私が所長Kです、趣味を中心に展開できればと思います。


by elise-4550
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パーツの・・高周波ノイズのビートダウン・・音質

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半導体アンプの高域特性はMHz帯域まで伸びているものも多く、そこまでゲインがあるのは百害あって一利なしと真空管愛好家の方からたびたび指摘されています。

私自身も音質の違いは別として、特に球アンプだから、石アンプだからということで、聴感上の高域の伸びを意識したことはありません。もちろん、私の製作するアンプは可聴帯域はカバーしているのが普通なので、高い音が極端に聞こえないアンプが存在するはずがありません。

超高域特性はNFBアンプの設計値との確認や、予期せぬ現象の発見のためにあるもので、そこまで音域が必要だとの認識はなく、実験結果でも一度も出くわしたことはありません。

ということで、いらない超高域を出さないように石のアンプに位相補正を強めて可聴帯域をカバーするだけ(40kHz で-3dB)にしたところ、固く重い音で、音が団子になり騒々しく聞けたものではありませんでした。球なら十分良い音がしてもいいはずの特性です。

NFBループ内の容量負荷を増大させては音質に悪影響がありすぎるということでしょう。そこで今回は、入力にフィルターを入れて超高域の入力のみカットしてみることにします。

あまり、大きな値の入力容量はプリアンプの負荷として不適切なため、1000pFとし、カットオフを80kHz(-3dB)程度にしました。元々は700KHzなのでかなりの帯域制限になります。オシロの画面がぼけぼけですみません。10KHzの矩形波です。まるでうまく作った球アンプのようです。

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さて音質は・・・

昨日の作業で、まだ、1時間位の試聴では断定はできませんが、帯域制限なしの時よりずいぶん変わりました。充実感が増して音が出てくる感じです、薄いすかすかしたところが感じられません。。明らかに良い方向なので本当に驚きです。回路は以前紹介した二段増幅エミッター接地のフローティング電源中点出力アンプです。

音源からパワーアンプの入力までの間にさまざまな高周波が混入しているということでしょうか。DiのSWノイズ、商用電源からのもの、放送電波、デジタル製品からのスプリアス等が考えられます。

これらの高周波ノイズはアンプのNFB帯域を超えたものが多く、アンプ回路実装上やパーツ類の非直線性を持つ部分で変調され、オーディオ帯域にも影響が出ているということでしょう。

アンプ内の出力段平滑コンデンサーを分離して100μH程度のコイルを挿入した時と共通する部分の多い音質変化と思われます。

XX製のキャパシターやXX社のレジスタ-を取っ換え引っ換えして音質的悪影響の少ない組み合わせを選ぶ、いかにもオーディオマニア的行為より先に、電気回路的な配慮でやっておくことがあるということでしょう。

特に信号経路の直列に抵抗やコンデンサーが入るのを嫌う系の自作アンプ愛好家の方々は、これらの高周波ノイズの変調音を音質変化として聴いていることが多いと考えられます。そこで、「XX製のキャパシターやXX社のレジスタ-でなければ音楽が鳴らない」ということに陥りやすくなります。

後続ゲインの小さいパワーアンプでは、パーツの交換による音質変化が大きいシステムは「敏感に反応する」良いシステムということではないわけです。極端な話し、自分のことですが、負荷や入力の条件次第では発振してしまうぎりぎりのアンプを製作してしまい、それはどこをどう換えても音がころころ変わるので、「こりゃあ凄い」と自分のアンプと耳を絶賛していたことがあります。

もちろん、朝、昼、晩、深夜と時間とともに激しい音質変化がある訳で、落ち着いて音楽を聴けませんでしたが・・・

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このくらいDCドリフトがあります。
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by elise-4550 | 2009-07-11 02:32 | オーディオ | Comments(0)