不調の原因
2009年 12月 19日
新しく入れた Wo ビクター15インチ、Tw JBL 1インチスロート+Altec ホーンの2wayシステムに、中低域の密度において負けてしまった事です。
その後もいろいろ調整してみましたが、根本的な解決には至らず、「こんな音だったのかな」という気持ちでいました。
以前はもっとふわりと漂う中低域の良い音だった気がするのですが、過去の音質は美化されやすい事も判るので、この間の現実は認めなければならず、時間を作って本格的にセッティングしてみてダメなら解体もやむなしと考えていました。
先日、低域用アンプを交換してみて音質の変化に驚きましたが、その後に元のアンプに戻してみて更にびっくりです。
元のしぶい音質には戻らず、あの過去の記憶にある「漂う低域」が復活していました。
原因は明らかです・・・アンプ、コード類のセッティング。
全てが氷解しました、先述の2wayを入れるために大きく頑丈な6段ラックを二つ移動したのです。
そこに設置されていた3way用のChディバイダーやアンプ類は床に置かれる事となりました。その時接続コード類は全般に長くなっています。
その瞬間から音質は劣化していたわけです。
今回セッティングをたやすく行うため、高さ40cm位の無垢ウォールナットテーブルにアンプ一式を載せました。低域用だけはテーブルの下ですが。
その時接続コードは約半分の長さとなり、アンプのSPコード、入力コード、電源コードのはわせ方も三次元的に離れて互いにねじれの位置となりました。(床置きの時は結構平行な部分がありました。)
それがこの結果を生んだわけです。
①アンプの床からの距離 ②接続コードの長さ ③SPコード、入力コード、電源コードの相互位置 ④置かれている台の材質振動 ⑤接続し直した事による接点の更新 等の原因のどれかが作用していると考えられます。
もちろん複数の理由が積み重なっている説が有力です。
ともあれ昔の記憶がそんなに間違っていなくてほっと一安心です。
判っているつもりでもオーディオにおけるセッティングの重要性を思い知らされました。