とりあえず1台製作
2010年 12月 08日
たった40Wx2なのに最悪に重いのは、300VAの電源トランス4台と前段用のトランス2台の為です。
輸送の際には梱包に注意しないとケースの強度が心配です。自分が抱えて移動できる限界に近いかと思います。
今回のテーマは電源トランスの使い方とデール巻線抵抗の全面採用です。
第一印象を感じるためにいきなり音を出してみました。
音に引っ掛かりをまったく感じません、つまり、自分的なノンカラーレーションです。
「いつもの音ではないか・・・」と思い、元のアンプに戻してみたところ違う音が聴こえました。
元のアンプの方が音に個性を感じます。音の粒子が荒く、高域にも個性を感じます。ただ、それが嫌かというと、そんな感じはしません。この辺が「絶対音質」を持たない自分の特徴かもしれません。
どちらも使いようだと思えます。喩えるならば、絹ごしと木綿ごし豆腐の違いに近いと思います。
もっと大げさに表現すると、JBL 075と2405の差という感じかもしれません。どちらも私は使いませんが・・・
第一印象なので、これから変化するかもしれませんが、今回の音質差は、主に電源トランスを減圧駆動して、更に半波整流を組み合わせて全波整流と同じチャージタイミングにしたことが大きいのではないかと思っています。
たったこれだけの音質差のために、アンプの重量と製作費が約二倍になるのはいかがなものかとは思いますが、それこそが趣味道楽であるとも言えるので、何の音楽をどのSPで聴くのかといったことも絡み難しいところです。