私が所長Kです、趣味を中心に展開できればと思います。


by elise-4550
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フォノイコライザーの後に昇圧トランス

使うシステムや音楽、ソースの質でも変化しますが、人により、ライントランスの効果と弊害のどちらを強く感じるかは、音楽の抑揚をとるか、帯域の自然さに重きをおくのかの問題でもあります。

トランスを入れる事により、高域の広がりは抑圧され、低域は固有の癖を持ちます。トランスの銘柄により、程度の差はありますが避けられない事のようです。これが極端になると全ての音楽がセピアがかった懐かしい音や中波ラジオの音質に近づいてゆきます。

一方で音楽が伝える感情の起伏は大きくなったように感じます。奏者や歌手の心がこもっているといったらよいでしょうか。この感じはなかなか伝えにくいのですが、いったんそういったところに耳が行くと、帯域がどうのこうのは後回しでこちらの方が大切に思えたりもします。

以前から考えていた、フォノイコライザーとプリハイレベル入力の間にトランスを挿入する試みを実行しました。

元々、DAC出力に対して、フォノイコライザーはレベルが低い事が多く、回路上の制約より、これ以上ゲインを稼ぐ事が難しいのでトランスでその分を稼ぎ、切り替え時の音量差を小さくするという副次的な意味もありました

結果、トランスの効果に関しては予想通りで、先に書いた通りです。ただ、DACの後に挿入した時に比べて、手持ちの中で最良の機種が違いました。UTCのA-39がピアレスの15356よりも好ましく感じたのです。どちらも1:2の昇圧比に接続して、負荷抵抗は試聴の上暫定的に22kohmにしています。

余韻の美しいUTCの方が、抑揚が大きいピアレスよりも総合的には良いように感じました。これはカートリッジ(光悦〕や自作のフォノイコライザー等との兼ね合いなので、微妙なところです。

負荷抵抗は小さくする程低域が締まり、音階や音色が自然に感じられますが、アンプの駆動できる電流に制限が有り、あまり小さくはできません。

期待したピアレスの15095は昇圧比が1:5で使いやすいのですが、今回の条件では低域が膨張してしまいダメでした。

最近製作したフォノイコライザーは自分的にはかなり満足の行く存在だったのですが、それを一段ブレイクスルーしたという事で、アナログ再生に喜びが増しました。
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by elise-4550 | 2010-12-17 04:57 | オーディオ | Comments(0)