初めての6x9
2012年 01月 01日
今年こそはよい年になりますように、本年もよろしくお願いします。
ブローニーを購入するのは久しぶりです。
もう20年以上前に(ローンで)ハッセルブラッドを買い込んで、その重量にめげず山に担いで登りシャッターチャンスを狙っていました。まあ、一番重いのは三脚ですが。
その頃、ブローニーフィルムは箱買いで、冷蔵庫の中は、食料品よりもフィルムの方が占める体積が大きいくらいでした。Velviaが発売されて間もない、まだ感度50しかなかった頃です。
私には写真のセンスはなく、あまりよい絵は撮れませんでしたが、135で撮った時よりも明らかに先鋭で深みのある映像とその色に酔いました。
オーディオで音楽ではなく音に感動するのに似ております。
トレーニング不足と年齢による体力低下で重い機材を担いで日本アルプス級に登るのが辛くなってしまい、被写体が限られることによりフィルム消費量も減ってゆきました。
また、小型軽量のカメラでは満足できず、山岳への足も最近遠のきがちです。
この間、近くのカメラ屋で中古のFuji6x9を見かけました。そういえば、ブローニーは6x6のハッセルしか使ったことがないことに気付きます、あの四角い画面でどうするかだけを考えていました。
各社いろいろ検討した結果、やはりFujiの6x9を探すことにしました。ただし、広角の65mmが付いているやつです。
年代順に、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ型とある中で、メンテナンスを含め、使って安心できるのはやはりⅢ型でしょうが、姿形が気に入ったのはⅡ型です。幸い、Ⅰ、Ⅲ型に比べ不人気のようで、中古価格も手を出しやすいのがまたそそります。
年末に手に入れてしまいました。ツアイスに比べてフジノンはどんな具合でしょうか。