私が所長Kです、趣味を中心に展開できればと思います。


by elise-4550
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オーディオ業界が下り坂になってはや20年か30年になるのでしょうか、個人的には、自分のやりたいオーディオさえ確保していればいいので、それ自体はどうでもいいんです。つまり、再生音楽を楽しむことを核として、その再生の技術的、電気的な向上を目的として、そのための作業、修行、勉強を楽しんでいるだけで十分だと思っています。

ただ、あまりに周囲の環境が悪化すると、そんなことは言っていられなくなります。その代表的なことに、パーツの供給がありますが、この話は折に触れて愚痴っているので、今回はとばします。

色々ある環境悪化の1つとして、自作派のレベル低下があります。お前がレベルの低下を語る資格があるのかという問題はさておき、雑誌や実物で知ることのできる製作物が何ともお粗末です。少なくとも、私を刺激して、制作意欲を鼓舞してくれるような作品は年間を通してゼロの年も多い気がします。正直なところ、自分のアイデアや経験だけでは私の乏しい才能で進化が遅く、他の作品を知ることで、いろいろな刺激を受けていままでやってきた部分が大きいのです。

その理由の1つにベテラン雑誌ライターの老齢化に伴う引退や進化の鈍化がありますが、これは仕方が無いと思います。60~70歳になって聴覚も脳のレスポンスも低下するのは当然でしょう。問題は、新しい質の良いライターが育っていないことでしょう。だからいつまでもベテランに頼ってこのような状況が生まれたと思います。

自作記事が載るような雑誌は少なくなってしまいましたが、毎月毎月ステロタイプないくつかのパターンの繰り返しで私は知的刺激を感じることができません。真空管アンプが圧倒的に多いのも不満です。よくいわれることですが、球アンプなんて、ちゃんと線をつなげばなってしまうんですよ。「自分が線をつないで音が出てうれしいな」という初心者の感動はいつかは通り過ぎてゆきます。

「底辺の拡大」とかを標榜しながら、底辺しか相手にできないライターではせっかくの自作入門者も飽きてやめていってしまいます。私にはどうでも良いことですが。

また、いわゆるキットが底辺拡大に繋がるかというと、むしろ逆なんではないかと思っています。誰もが子供の頃一度か二度はプラモデルを作ったでしょう。その中から成人しても「モデラー」としてやっているのはごく一部です。「昔、球アンプを作ったことがあるよ」という人を量産しても残るのは各家庭に埃をかぶったキットの残骸でしょう。自分で創意工夫をしてその成果を感じることの喜び、こそが長続きする自作へのエネルギーだと思うのですが、、、

いまはインターネットでその手の情報を得る時代でしょうが、私は普段、日がなコンピューターに向かいあちこち訪れるという時間がありません。あれは時間がかかりますから。雑誌というのは、その点未だに便利なものなのです。

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この数年間、球アンプの製作が減っていたのに色々理由が有ったように、今回211シングルの製作を思い立ったのにも色々理由があります。でもそんなことはどうでもいいでしょう。何回目かの211シングルを作りたいと思います。

①フィラメントの点火について
定電圧や整流平滑のみのDC点火は絶対にだめです。ちなみに最近雑誌等に載る自作直熱管シングルはこればかりです。程度が悪いです。❶投入時のラッシュ電流❷カソード電圧勾配によるフィラメントの片減りと特性変化❸整流平滑回路の各種ノイズの影響を受けやすいこと ❹きちんとした理屈がつかない経験上の仮説、等の理由により直熱管の定電圧点火は良くありません。では定電流点火はというと、❷と❸以外は有利に働きます。ただし、劣化したフィラメント部分への電圧集中による寿命の短縮化があります。ということで、いままで多くの直熱管を定電流点火してきましたが、寿命に関して特に不都合を感じたことはありません。というか、皆いまでも変わりなく動作しています。フィラメントの点火にはもう1つ有力な方法があり、それはAC点火です。この方法は上記の❶~❹を全てクリアーします。しかし、別の問題❺電源ハムをひく、という大不都合が浮上します。この対策はa,可聴帯域外の高周波AC点火でおこなう b,逆位相の信号で打ち消す、の2つが思いつきます。aは更に新しい問題をいくつも抱えることになるので実は論外です。よって今回はbでゆくことにします。

今日はここまで。
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# by elise-4550 | 2014-03-19 06:35 | オーディオ | Comments(0)
この半年間に半導体のパワーアンプだけで6台製作したことになります。そのうち5台はBi-Tr入力の自己流トランスインピーダンス型です。

ブログにあるようにDCドリフトには悩まされましたが、室内の第一試聴室でユニットを選べば気にせず使えるようになりました。まだ、ビンテージ品には使いたくありませんが。

それらのアンンプから得られる音質は、ソナスファベルMinima等でフルレンジで効く限り、今までのj-FET入力が綺麗で輝いて聴こえますが、Bi-Trのざっくりとしたちょっと肌理の荒い感じの方が自分には馴染む気がします。

そこで、長年のメインシステムの1つであるマルチダクトエンクロージャーを中心とした3way
マルチアンプシステムに使ってみようと決意したのが去年の秋でした。

ノイズの関係で、パワーアンプの入力インピーダンスが600ohmsなので、CHディバイダから新しく構成して、その間にいくつかの発見等もありながら、最後に低音用アンプが先日完成しました。

じつは、その前に作ってブログにも紹介したUTC-MosFET出力によるアンプはうまくいけば低音用アンプになるはずだったのですが、音色があまりに異なるので、他のシステムに使うことになっていたのです。

結局、中、高音用と同じBi-Trを使ったアンプを作り直しました。ただし、出力段は2パラで、低インピーダンスに強い構成にしました。他の2台と同じく出力段だけでもステレオで200VAのトランスを4台積んでいるのでアンプはとても重く、シャーシを裏返すのも一苦労でした。これからの使い勝手を考えた末、アンプ系をアングルで1つにまとめてキャスターをを付けて移動しやすくしました。この方がピンコードの結線も短く合理的になります。

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フロントパネルがストロボで光って露出がおかしいですね。さて、アンプを全交換しての感想はまず、「前の方が良かった。」でした。

あと、いろいろノイズ対策してもやはりFET入力の方が低ノイズなので、こちらにすると、能率!00dB/Wを遥かに超えるスコーカーやトツイーターからシャーというノイズがその気になれば聴こえます。まあ、我慢できる範囲ですけれどね。先のMinimaや自作のScan speak等ではスピーカー能率の問題から全く問題にならなかったのに。。。

もう少し調整やバランスの手直しをしながらこのアンプシステムの可能性を見つけてゆきたいと思っています、
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# by elise-4550 | 2014-03-15 06:00 | オーディオ | Comments(0)

真空管プリアンプ(2)

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前回、紹介しましたプリアンプ内部です。

左1/3がアンプ回路、中央がTL-431シャントレギュレーター、右1/3が電源整流平滑回路です。トランスと整流平滑回路の1/3はこの裏にあります。電源トランスは全部で4個、左右独立で、高圧B巻線と5極管用のヒーターで2個とECC189のヒーター用に2個使用しています。これらは手持ちのトランスから電圧と電流容量の点で選んだだけです。結果として、6V6シングルステレオ用2個と汎用の30V1Aトランス2個になりました。

合わせて6組の整流平滑回路が必要になります。全てDi整流でファストリカバリーDiとショットキーDiを使いましたが、その御利益あまりなかったかもしれません。というのも、全て、(ヒーター用もです)「抵抗入力」による整流を行い、理論上Diはスイッチングしていないからです。トランスからの平滑回路への電流波形はギザギザではなく正弦波ふうになっています。その代り、得られる電圧はトランス交流電圧の約90%で電源入力抵抗の発熱は凄いことになっています。

ヒーターは全て定電流直流点火を行っています。交流点火と並んでこれが私的には一番だと思います。今回はフォノEQを含むハイゲインアンプなのでさすがに交流点火はしませんでした。定電流回路には暫定的に電源用ICの317を使っていますが、もっと本格的なウィルソンミラー回路に発展できるようなスペースを空けています。

さて、、写真中央のシャントレギュレーター部です、全部で10段の増幅段がありますので、10組並んでいます。初段用の140Vが2組、それ以外は全て210Vです。電圧が35の倍数になっているのはTL431のアノード〜カソード間の最大定格が36Vなので、目一杯電圧を稼いで1ユニットあたり35Vとしたためです。つまり、全部で56個のTL431を用いています。ここでお笑いください。

それぞれに適切な電流値を設定して、その合計から先の抵抗入力整流平滑回路の抵抗値を現物で合わせるのは面倒でした。

結局、この間に半導体アンプで成果を上げた高音質な電源を面倒がらずに真空管でもおこなったということです。A電源の大電流とB電源の高圧という半導体アンプにはないハンディキャップを努力と物量で乗り越えたということになります。

これはPFBを最大限生かす上でも重要なことでした。低域に大きなゲインを生じるPFBでは、電源等に低域時定数を持つと、どこが原因かわかりにくい低域発振を起こすことが多いのです。つまり、直流域まで低いインピーダンスで、各段の電源を通した干渉をほぼなくす必要があります。そのためにこの物量作戦があるわけです。結果として、出力端子では電圧揺動やフリッカーは見当たりません。

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製作後のRIAA偏差測定は興味深いものでした。理論上適切なNFネットワークをCRの値を実測して組んだ後、PFB無しで測定したところ、30Hzで-5dBくらいずれていました。PFB抵抗をやや控えめな値で接続すると、予想通り低域のゲインが予定の値に近づいてゆきます。そjして、30Hzまで±0,15dBまで合わせ込みました。その後、試しに更に少しだけPFBを多くかけますと、なんと、RIAA設定値を上回った値になります。ここから先は発振するのか電流クリップするのかはやってみませんでしたが、私の計算では早々に電流クリップするはずです。

シールドの甘いパワーアンプ用トランス2個とヒーター用汎用トランス2個をシャーシ内に内蔵して、低域はトータルで85dB以上のゲインを持つアンプで、オシロで見ても全くハムを引いていないのはちょっと自慢です。

他にも、ブログに書ききれないいろいろな音質への配慮の末、前回書きましたように自分比でNF型イコライザーを持つ真空管プリとしては飛躍的な音質の向上を果たしました。

二年前のCR型EQ真空管プリアンプとは音の傾向が異なり、システムやソースにより楽しくならせる結果が変わります。両者の違いは、スタートレックに例えると、CR型はカークでNF型はスポックだといえばわかってもらえないでしょうな。製作の手間を考えると、CR型の方が簡単で良いかと思いますが、今回作ったNF型の緻密で正確で彫の深い描写は製作の苦労を乗り越える価値は十分にあったと思います。
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# by elise-4550 | 2014-03-09 02:15 | オーディオ | Comments(3)

真空管プリアンプ(1)

ここ数回のブログ記事は現在進行中の話ではなく、数週間前のことを載せています。理由は単にブログの更新をさぼっていて、オーディオ作業の進行が早いということです。写真を撮り忘れて闇に流した話題もあります。

さて、人は誰もが時折真空管プリアンプを作りたくなるものです。私も2月中は3週間ほど1台のプリアンプに掛かりっきりでした。

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フロントデザインは過去最低の不細工さです。見るたびにがっかりしますが、8Uのラックアングルに取り付けて下に他のEQアンプ等を置くことで何となく見慣れてきました。

このフロントパネルは単に必要な機能を求めた結果です。アンプは高さを抑えて薄く作ると格好がつくものですが、今回の150mmの高さはそこに積むトランスから決まりました。また、生じる発熱を逃がす上でもこうなります。

真空管プリには付けることが多い低域ブースト回路は見送りましたし、接点による音質劣化が思いのほか大きいので出力は1系統にしました。これだけでいつものプリよりもツマミが2つ減ることになり、ただでさえ広いフロントパネルは更に間が抜けたことになっています。ツマミ位置も回路要請上の電気的合理性を優先させています。

というわけで、見るに忍びないことになっていますが、音質的には新しい境地を確立したといえます。全く方向性の異なる前作(二年前に製作)を除けば、他の手元にある真空管プリおよびフォノEQは全て音質的に過去のものとなり、使う気がしなくなってしまいました。まったくもったいないことです。

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今回最大の試みはポジティブフィードバック(PFB)の積極的活用とTL-431によるシャントレギュレーターを全段個別に施したことです。

PFBというと発振のイメージがあり先入観で嫌われている気がします。もちろんこれはレベルの低い偏見で、立派な電子回路テクニックの1つです。その所為も有ってか、雑誌等で発表されるアンプ回路で見かけることは少なく、たまに識者が用いても「ふりかけ」程度の補助的な量です。おそらく先ほどのオーディオ的先入観と回路設計及び測定に自信がないためと思われます。PFBはNFBと同じく理論的に確立されたテクニックで適材適所に正しく使えば非常に優れた結果が得られます。

また1つのオーディオ的先入観(というより一派)に「NFBをかけると音が死ぬ』というのがあります。これは私も経験したことがあり、一時は意識していましたが、現在はその理由を自分の中では解決しています。

その内容は長くなるのでやめますが、いくつか書いておくと、「単に回路の逆相部分に信号を戻して発振しなければ良し」という低レベルではそりゃ音質向上は望めません。矩形波が綺麗に通ってもです。雑誌やアマチュアの製作品にこのレベルのものが多くありNO-NFB信者を増やしています。

「ちゃんと時定数をとり、スタガー比を確保して設計している」でも、まだ音質は悪化します。機械制御じゃないんですから、計算で破綻せずそれを実測で確かめたくらいでは「聴感上」というあやふやであやしいけれどじわじわ効いてくる試験を通りません。測定結果はすばらしいと思いますが。

話がNFBのほうへそれました。今回PFBを使うのは、NF型RIAA等価回路において、真空管による2段の増幅では得られるゲインの関係で、可聴域の下限ではNFBが十分にかからないからです。ほとんどの真空管EQでは、その少ない余剰ゲインとの兼ね合いで低域時定数を大きく変えて、「割れ鍋に綴じ蓋」的にRIAA偏差を合わせ込んでいます。自作アンプはもとより、往年のマッキントッシュ、マランツの回路定数もそのようなことが行われています。

この問題に関してPFBは「一石五鳥」的に都合が良いと思っていました。①低域ゲインが十分上がる。②PFBの原理として高域ゲインが下がり、NF型フォノEQで苦労する発振対策が楽になる。③うまく調整すれば可聴域でのNFB量をほぼ一定にできる。④微小信号領域にわざわざ不利な小電流高内部抵抗の真空管(X7等)を使わなくてすむ。初段の真空管を選ぶ範囲が広がる。⑤宍戸公一氏のお言葉(PFBの音質傾向)

構成は古典的な2ステージで、フォノEQを中心としてフラットアンプと組み合わせています。片chあたりフォノEQに3球、フラットアンプに2球用いています。フォノEQの使用球は初段からECC189-6AK5(WE403)-ECC189です。初段はいつも通り双三極管のカスコード接続です。2段目は普通に5極管増幅、終段は真空管負荷のカソードフォロワー(CF)にしています。フラットアンプはECC189が2本、初段が双三極管のカスコード接続に終段は真空管負荷のカソードフォロワー(CF)です。

EQ部のPFBはCF出力から二段目のカソード抵抗へ施します。直結にしたいところですが、CF段の出力電流が全く足りないので、3.3μFのフィルムコンデンサー(ASC)で切っています。わざわざ音質的に失敗しやすいCFを持ってきた理由は、PFB送り出し側の電流的余裕がこの手法の勘所とわかったからです。むしろ、PFBを強く施すと二段目とCF段をそれにより結合した1つの増幅段としてとらえて、その特徴を目一杯引き出すことが有利と予想しました。

フラットアンプにもCF段から初段にかけてPFBをかけたあとに終段から初段グリッドにNFBを施し、反転アンプとして帰還抵抗を可変とすることで音量調節にしています。私の半導体アンプはほとんどこの形式で音質へのダメージははこれが最も小さいと聴こえます。真空管プリでも、前作からこの方式に変更して明らかな好結果になっています。

ただ、前作は真空管1段のいわゆるP-G帰還だったのに対して今回はCF段付きで、更にPFBをかけているのでその進化版です。

話が長くなったので今日はここまでにします。
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# by elise-4550 | 2014-03-07 20:35 | オーディオ | Comments(0)
現在進行中の計画で低域ウーハーを駆動するパワーアンプが必要です。

並列ウーハーによる低イインピーダンスのドライブは最近バイポーラTrの並列接続でこなしてきました。

いっぽう、かなり前に製作したアポジーDiva(最低インピーダンス2Ω)は、日立のUTC FETを2パラでバランス出力(出力段は片chあたり4組)で製作しました。

ちょっと横道にそれますが、程度の低い文系オーディオ誌やよくわかっていない太鼓持ち評論家等の文章で、「BTL接続で出力段をバランス出力(ディファレンシャル出力)にしたので低域の駆動力が増した」などという意味のことを書いていたりしますが、それは多くの意味において全く逆で、バランスの片出力段あたりの負荷インピーダンスが半分になるので出力段の電流出力は2倍になります。つまり、電流に2倍の容量を与えないとアンバランスの出力段と同じになりません。

バランス出力が、出力段として有利になるのは電力が理論値で4倍とれることと、A級動作中は電源から見た負荷電流が一定で電源電圧等の変動が無くなることです。前者は、バランス出力にする以前で電圧クリップしていない限り意味のないスペック向上で、後者はB級に近いAB級の市販アンプの場合、同じアイドル電流でバランス出力にした段階で、前と比べてアンプ全体でのA級出力範囲は変わりません。。そして、元々この範囲だけで音楽をならすことは無理なので、それ以上の範囲では電源の電流変化はかえって大きくなります。

つまり、先ほどのDiva用アンプは電流的にはアンバランス出力段1組と同じ性能と考えてよいわけです。

話を戻しますが、低域用に再びUTC MOSを使ってみようと思いました。以前の使い方は、普通のドレイン接地(ソースフォロワー)でしたが、今の私の回路ではソース接地で電圧増幅度をもつので、電気的には全く違うことになります。

出力段が増幅率をもって困るのは、UTC MOSの大きな入力容量と帰還容量です。そこで、今回も出力段をカスコードとして、帰還容量の影響だけは避けました。

初段は出力段に合わせてj-FETゼロバイアス+フォールデッドカスコードにしました。

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初段をFET(J74,K170)にすると、Bi-Tr入力であれだけ苦しんだDCドリフトが、±10mVと夢のように安定します。この性能は気温変化の激しい当研究所第二試聴室(ガレージともいう)では重要なことです。

その音質は、最近全段Bi-Trのアンプばかり作ってきたので、それになれた耳からは、相当違って聴こえます。

なれてくると、そのざっくりとした感じや、独特の切れ味に魅力を感じるようになりました。これは、この音質を生かすべきで、マルチアンプシステムにおいて、Bi-Tr出力段との混在は避けるべきかと思います。

問題は、UTC MOSの入手が、例のルネサス迷走により廃品種となったことで、これは自作派にとってとても悲しいことです。今ある手持ちと市場在庫で私の耳が聞こえなくなるまで持ちますでしょうか。
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# by elise-4550 | 2014-03-05 04:19 | Comments(0)