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私が所長Kです、趣味を中心に展開できればと思います。


by elise-4550
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最近の二階

家の二階には「所長室」と私だけが呼んでいる部屋があります。
この部屋では、夜な夜な明日のオーディオを担う新戦力の開発が続けられています。
ここも一応音が出せるようになっており、試作品はまずこの部屋で試され、その一部はそれで終わります。
要するに失敗です・・・
ここ二ヶ月間、ある目的でスピーカーを何組か製作しました。
それらはここでやや長期の比較試聴をしています。
最近の二階_f0201222_3324865.jpg

また容量の関係で片チャンネルのみの写真です。
Scan Speak Classicライン 6 1/2 インチ ミッドウーハー4種の聴き比べをしています。
18W/8542 18W/8543 18W/8545 18W/8546 をそれぞれ約20Lの密閉箱に装着し、切り替えで音質の特徴を掴もうというわけです。振動板の材質はそれぞれpaper(8542),PP(8543),carbon fibre/paper(8545),kevlar(8546)となっています。
ツイーターは同じScan Speakといきたいところですが、コスト、入手性、音質の観点から Peerless Vline(元Vifa)の定番 XT25TG30-04 にしました。
ネットワークはもちろん同種のパーツを使いましたが、諸定数(主にボイスコイルインダクタンス)の関係で定数は若干変えています。クロスオーバーは約2kHzです。
問題はパワーアンプで、同種のアンプを4台も用意できないので、なるべく同一時期に作った似たような回路の物をつかっています。
それらをあちこちつなぎ変えて組み合わせることで全体の印象を掴もうということです。
プリアンプは信号とアースを両方切り替える出力を4系統持っているので切り替え時の音質的デメリットは小さいと思います。
音を出してまず気付いたのはこの箱では18W/8546のみが小さすぎるということでした。
これだけ低音が出ません。それもそのはずで、8546だけ他と比べてVasが倍近く大きいのです。ちょっと不公平で、このユニットだけは大きな箱をあてがってやる必要があると思いました。
いくら音質傾向を聴くだけでもここまで低音がはっきり痩せていると印象が悪くなりますよね。
世間の評判をよく聞くのは8545ですが、けっこう自分はPPコーンの音が好きだなと思いました。
ケプラーコーンは音質的にかなりの可能性を感じました。もっと買い込んで新作を作るのならばこれがよいと思っています。
まだ試聴は続いているので長い間に印象は変わるかもしれません。
特に優劣を決める気はなく振動板の材質に関して経験値を増やしたかっただけです。
by elise-4550 | 2009-04-04 04:31 | オーディオ