MONO専用システムの暫定的な完成
2011年 01月 18日
MONO用アンプシステムが完成してかねてから用意していたホリゾンタルツインスピーカーに接続しました。
まず、CDをmono接続して試聴します。
あれれ。。。少し音量を上げるだけで歪むぞ
新しく接続したパワーアンプに嫌疑がかけられるのは当然のことです。ところが、苦労して再チェックしても動作不良は見つかりません。
途方に暮れてがっかりしてしばらく音楽を聴くのをやめました。
こういうときは①接続の関係 ②何かの見落とし ③急なアクシデント 等が考えられます。
そこでふと、高域用のAltec802-8Gを装着してほとんど音を出していないことに気付きました。
以前は別の511Bホーンに3つ穴をあけて、JBLの1インチドライバーを付けていました。その一式は友人のところに行ったので、この高域を入手したのです。その後、monoに配置換えをして、音を出さずにそのままでした。
この802は振動板の導通がない物を格安で手に入れて、自分で補修したのでその補修が下手で歪んだのだと思います。
今使用中の511ホーンにはまだ3つ穴をあけていないので、急遽、これも入手後音を出していない AIDENの1インチスロートドライバーを山本音響工芸のF-350 Ⅱに付けて用意しました。
F-350 Ⅱウッドホーンは実に十数年ぶりの現役復帰です。2インチスロートの大型ホーンに比べて高域にバランスがよった線の細い音質は中高域ユニットを使った4wayを良しとしない自分のシステムに出番はなかったのです。ひょっとすると、第二試聴室の4550x4システムの中高域にどうかなと思っていました。
日本製AIDENのAD-40はALTEC 802ドライバー瓜二つの外形で、取り付けのみがJBLと同じ3つ穴です。前からどんな音がするのか興味があり、良い出物があったときに購入しましたが、試さずそのままにしていました。
いい感じで鳴りだしましたよ。いろいろ一度に変化させたので何がどう作用しているのかわかりませんが、自分がMONOシステムに要求する強くてきつくはない音質に到達しています。
次にアナログのmono入力です。やはりいい感じですね。デジタル系入力よりも明らかに上でしょう。DL-102のあの音質が大きく影響してきます。最近初めて使ったカートリッジだけど、なんだか自分の聴感に馴染みます。もちろん、「馴染む」ということは決してプラスの意味ばかりではありません。
今回製作したフォノEQもこの音質に貢献しているように思います。ソースの音質をきっちり出すだけでなく、明るくフレンドリーなキャラクターを持っているように思います。それを検証する意味も含めて、stereoでほぼ同じ構成のフォノEQ+ハイレベルプリを製作中です。