DACの製作-5
2011年 09月 05日
いや、もう至れり尽くせりの大名生活で、退屈が一番の苦しみでした。ハンダ付けが恋しくてたまりません。
ということで、自分の快気祝いに作りかけていたDACを完成させました。
以前からやりたかったアナログ部分をトランスにした構成です。といっても、雑誌上では十数年前から行われていて、トランス次第ではこれは決定版になる可能性があります。
この方法は、①バランスアンバランス合成 ②SWノイズ帯域の低減 ③直流電位のレベルシフトが ④電源無し で行えますし、昇圧比を選べばある範囲で ⑤出力レベルの設定 ができます。また、DACとそれに続くアンプ間の ⑥アースの絶縁も可能です。
一方デメリットとしては、❶トランスの音質が支配的になる。❷トランスは普通、電気回路を組むよりも高価となる。❸大きく重くなりやすい。といったところでしょうか。
今回は、手持ちの関係で、タムラTD-1(600ohm-600ohm センタータップ付き)を使ってみました。
一次巻線と二次巻き線にたいして並列に挿入する抵抗は音質を微調節します。特性を満たす範囲でかなり個人の見解を反映させることができるようです。
時間をかけたいので試聴結果はまたいずれ。。。