私が所長Kです、趣味を中心に展開できればと思います。


by elise-4550
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2014年の211シングルアンプ(1)

オーディオ業界が下り坂になってはや20年か30年になるのでしょうか、個人的には、自分のやりたいオーディオさえ確保していればいいので、それ自体はどうでもいいんです。つまり、再生音楽を楽しむことを核として、その再生の技術的、電気的な向上を目的として、そのための作業、修行、勉強を楽しんでいるだけで十分だと思っています。

ただ、あまりに周囲の環境が悪化すると、そんなことは言っていられなくなります。その代表的なことに、パーツの供給がありますが、この話は折に触れて愚痴っているので、今回はとばします。

色々ある環境悪化の1つとして、自作派のレベル低下があります。お前がレベルの低下を語る資格があるのかという問題はさておき、雑誌や実物で知ることのできる製作物が何ともお粗末です。少なくとも、私を刺激して、制作意欲を鼓舞してくれるような作品は年間を通してゼロの年も多い気がします。正直なところ、自分のアイデアや経験だけでは私の乏しい才能で進化が遅く、他の作品を知ることで、いろいろな刺激を受けていままでやってきた部分が大きいのです。

その理由の1つにベテラン雑誌ライターの老齢化に伴う引退や進化の鈍化がありますが、これは仕方が無いと思います。60~70歳になって聴覚も脳のレスポンスも低下するのは当然でしょう。問題は、新しい質の良いライターが育っていないことでしょう。だからいつまでもベテランに頼ってこのような状況が生まれたと思います。

自作記事が載るような雑誌は少なくなってしまいましたが、毎月毎月ステロタイプないくつかのパターンの繰り返しで私は知的刺激を感じることができません。真空管アンプが圧倒的に多いのも不満です。よくいわれることですが、球アンプなんて、ちゃんと線をつなげばなってしまうんですよ。「自分が線をつないで音が出てうれしいな」という初心者の感動はいつかは通り過ぎてゆきます。

「底辺の拡大」とかを標榜しながら、底辺しか相手にできないライターではせっかくの自作入門者も飽きてやめていってしまいます。私にはどうでも良いことですが。

また、いわゆるキットが底辺拡大に繋がるかというと、むしろ逆なんではないかと思っています。誰もが子供の頃一度か二度はプラモデルを作ったでしょう。その中から成人しても「モデラー」としてやっているのはごく一部です。「昔、球アンプを作ったことがあるよ」という人を量産しても残るのは各家庭に埃をかぶったキットの残骸でしょう。自分で創意工夫をしてその成果を感じることの喜び、こそが長続きする自作へのエネルギーだと思うのですが、、、

いまはインターネットでその手の情報を得る時代でしょうが、私は普段、日がなコンピューターに向かいあちこち訪れるという時間がありません。あれは時間がかかりますから。雑誌というのは、その点未だに便利なものなのです。

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この数年間、球アンプの製作が減っていたのに色々理由が有ったように、今回211シングルの製作を思い立ったのにも色々理由があります。でもそんなことはどうでもいいでしょう。何回目かの211シングルを作りたいと思います。

①フィラメントの点火について
定電圧や整流平滑のみのDC点火は絶対にだめです。ちなみに最近雑誌等に載る自作直熱管シングルはこればかりです。程度が悪いです。❶投入時のラッシュ電流❷カソード電圧勾配によるフィラメントの片減りと特性変化❸整流平滑回路の各種ノイズの影響を受けやすいこと ❹きちんとした理屈がつかない経験上の仮説、等の理由により直熱管の定電圧点火は良くありません。では定電流点火はというと、❷と❸以外は有利に働きます。ただし、劣化したフィラメント部分への電圧集中による寿命の短縮化があります。ということで、いままで多くの直熱管を定電流点火してきましたが、寿命に関して特に不都合を感じたことはありません。というか、皆いまでも変わりなく動作しています。フィラメントの点火にはもう1つ有力な方法があり、それはAC点火です。この方法は上記の❶~❹を全てクリアーします。しかし、別の問題❺電源ハムをひく、という大不都合が浮上します。この対策はa,可聴帯域外の高周波AC点火でおこなう b,逆位相の信号で打ち消す、の2つが思いつきます。aは更に新しい問題をいくつも抱えることになるので実は論外です。よって今回はbでゆくことにします。

今日はここまで。
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by elise-4550 | 2014-03-19 06:35 | オーディオ | Comments(0)